当社の歴史への貢献

ご存知でしたか? ヘインズの製品が人間の空の征服に貢献していることを。

Boeing 777 商業ジェット機で飛行したことがあるなら、あなたはニッケルおよびコバルト基超合金と一緒に飛行しました。

 当社は、70年以上にわたりジェットエンジン用にコバルトおよびニッケル基合金を供給してきており、当社の耐熱合金は、ほぼすべての軍用ジェットエンジンに使用されています。

 コバルト基の HAYNES® 188 合金は、タービン入口温度を 300℉(167℃)上昇させることを可能にし、米国空軍の‘F-15イーグル’の2基のジェットエンジンが50,000ポンドの推力を発生するのを助けました。

 HASTELLOY® X 合金は別の耐熱合金で, 数千時間も1,500℉(816℃)以上の温度に耐えることができ、ジェットエンジンの燃焼器内筒に世界中で使われています。Valve in perfect condition after 4,080 flight hours

 STELLITE® ハードフェーシング用合金は、Charles Lindberg および Amelia Earhartの両方の飛行機のエンジンに使用されました。

Douglas DC 3’s Pratt & Whitney R-1830 ダグラス DC 3航空機のPratt&Whitney R-1830 “Twin Wasp” ラジアルエンジンの排気バルブシートの摩耗問題を防止するために、STELLITE® 21合金が使用されました。 ダグラスDC-3航空機の初号機は1936年に納入され、70年以上が経過した今日でもまだ、多くが飛行しています。

JT9D Turbofan Engine Pratt&Whitney社は、巨大なボーイング 747を離陸させるための新型のJT9Dターボファンエンジン用に信頼性の高い燃焼器が必要になったとき、当社のHASTELLOY® X合金で燃焼器を製作しました。

Thrust reverser unit 商業ジェット機時代の初期の頃は、空港の滑走路は長さが不足していました。 HASTELLOY® X合金を使用して作られたスラスト・リバーサ・ユニットは、多くの都市で大型の最新ジェット機の運航を可能にしました。

Tubing for large aircraft 大型航空機に必要な配管の量は、飛行機の重量を著しく増加させます。 ボーイング社は、777型航空機を世に送り出すために高強度で軽量の油圧式飛行制御システムが必要になったとき、当社のチタンチューブに目を付けました。 Ti-3AL-2.5V合金は、ステンレス鋼よりも軽いだけでなく、強度がより高い合金です。

● 当社のチタン製油圧配管は、ルイジアナ州Arcadiaにある当社の管製品工場で製造されており、他のサプライヤーの製品よりも多くの米国の戦闘機に使用されています。

ご存知でしたか? ヘインズの製品が宇宙の最先端の研究を助けていることを。

● 300以上の商業用および軍用の宇宙衛星が、当社のコバルト基超合金を使用した重力物打ち上げロケットで打ち上げられました。

Mercury Capsule

 初期の米国宇宙飛行士が、安全に軌道に戻って帰還するためにマーキュリ(Mercury)カプセルとアトラス打ち上げロケットを必要としたとき、当社の合金は信頼性の高い乗船を提供しました。 マーキュリー・カプセルの外面の耐熱タイル(Shingles)はR-41合金で作られました。

 マーキュリー・カプセル用のアトラス打ち上げロケットでは、HASTELLOY® B合金がインレット・マニホールドとリダクション・ノズルの材料に選ばれました。 STELLITE® 21合金も、全ての重要なターボ・ポンプ・ホイールに最適な材料として選ばれました。

Gemini 何十万人もの人々が生で、テレビにくぎ付けになっていたとき、当社の合金は、ジェミニ(Gemini)の宇宙飛行士を発射台から打ち上げ、そしてミッションの終わりに安全に帰還するのを助けました。ジェミニ計画に使われたタイタン(Titan) II型打ち上げロケットには2段のロケットが搭載されていました。 このロケットエンジンは、ホットスポットからエンジンノズルを保護するように設計された内面耐熱タイルのセットを特徴としていました。 これらの耐熱タイルは、HASTELLOY® C、MULTIMET®あるいはHAYNES® 25合金で製作されました。

 月探査のためのアポロ(Apollo)宇宙計画では、各々のサターン(Saturn)打ち上げロケットに14トンのSTELLITE® 合金が採用されました。 米国のスペースシャトルでは、3基のメインエンジンおよび燃料と酸化剤を燃焼領域に移動させるためのターボ・ポンプに、当社の合金から作られた54の部品が使用されていました。

 

Apollo II 1969年7月に、ニール・アームストロング(Neil Armstrong)、バズ・オルドリン(Buzz Aldrin)、そしてマイケル・コリンズ(Michael Collins)がApollo 11号で月に行ったとき、彼らを運んだサターン V型ロケットには当社合金から作られた約14トンの製品が使用されました。 F-1ロケットエンジンには、HAYNES® 713C合金製タービンブレード、HASTELLOY® C合金製ノズルスカート延長部および熱交換器、R-41合金製ターボ・ポンプ・マニホールド、およびHASTELLOY® W合金による溶接物が採用されました。

 各アポロ月ロケットには、当社の耐熱超合金から作られた2,000個以上の精密鋳造品が使用されました。

Space Shuttle 7,500,000ポンドの推力を発生する強力なサターンV型月ロケットでは、当社の耐熱超合金が3つのロケット段すべてのターボ・ポンプで使用されました。

SSMEs

 アトランティス(Atlantis)がフロリダのケネディ宇宙センターに着陸した2011年7月21日、30年にわたるNASAのスペース・シャトル・ミッションは終了しました。 当社の製品は全ての飛行に搭載されていました。 スペース・シャトルのメインエンジン(SSME)は、打ち上げシステムの中で最も重要なものでした。 エンジン部品のうち、合計で47個がHAYNES® 188合金で、7個がHASTELLOY® B合金で作られていました。 当社のHASTELLOY® C-22® 合金は、燃料ラインのベローズに使用され、シャトルが離陸するのを助けました。

Viking Mars Landers NASAが別の惑星表面での初めての長期にわたる科学的研究を計画したとき、軟着陸を確実にするために、当社の合金を使ってバイキング(Viking) 火星着陸船のターミナル降下エンジンを設計しました!

Thruster from the MR-80B engine HAYNES® 25合金が、バイキング着陸船のスラストノズルおよび触媒床のシリンダーのスクリーンカバーを製作するのに使用されました。 シリンダーはHASTELLOY® X合金製です。 3基のターミナル降下エンジンの大部分は、HASTELLOY® B合金の棒製品を用いて作られました。

Throttling Lander Engines 今、火星の表面にはHAYNES® 230®合金のピースがあります! この合金は、探査車キュリオシティ(Curiosity)を火星表面に下すスカイクレーン(Sky Crane)の8基のMR-80B 700-7 lb/f着陸用エンジンに使用されました。合計24のエンジンがあり(ミッションには、そのうちの8基のエンジンが使用されます)、すべてに当社の合金が使用されました。

 当社の合金は、マーズ・サイエンス・ラボラトリー・ミッションで2つのタイプのスラスターに使用されました。 MR-80Bに加えて、当社の合金はMR-107Uに使用されました。 MR-107Uは68ポンドの推力を発生し、降下の初期段階での安定性制御に使用されました。 MR-80Bは可変推力(8ポンド〜 800ポンド)のモーターで、降下の最終段階においてスカイクレーンで使用されました。

 MR-80Bエンジンは、火星の表面に着陸し、サンプルを掴んで火星の軌道に戻り、地球に帰ってくるという火星ミッションのために検討されています。

ご存知でしたか? ヘインズの製品が自由を守るために貢献していることを。

DeHavilland DH-4 第一次世界大戦では、当社のSTELLITE®合金製加工工具が、DeHavilland DH-4航空機の“Liberty”エンジンなどの重要な戦争資材の製造を、Lincoln Motor Companyが製造するLiberty航空機エンジンよりも3倍も早く製造できるようにしました。この航空機タイプは、戦後、発足して間もない米国エア・メール・サービスのために、チャールズ・リンドバーグ(Charles Lindbergh)によっても飛ばされました。

GE J-47 朝鮮戦争中、GE J-47エンジンのMULTIMET®合金製の燃焼器内筒と排気ダクトは、ノース・アメリカン(North American)のF-86 “セイバージェット(Sabre Jet)”戦闘機に搭載されました。 このターボジェットエンジンは、約6,000ポンドの推力を発生させ、F-86を超音速に近い速度で飛行させました。

1953年5月18日、ジャクリーン・コクラン(Jackie Cochran) はF-86で飛行し、音の壁を破った最初の女性になりました。

 当社は、米国陸軍のエイブラムス(Abrams) M1-A1主力戦車のAGT-1500タービンエンジンの再生器モジュールに数百万ポンドの625合金薄板製品を供給しました。 この戦車は、二つの湾岸戦争で非常に成功し、驚異的なスピードと機動性を発揮しました。

precision investment cast turbine blades “リベット打ちのロージー”は、ここKokomoにある当社で働いていました。 第二次世界大戦中の私たちの労働力の約半分は女性でした。 何百人もが、軍用戦闘機と爆撃機のターボ過給機用の精密インベストメント鋳造タービンブレードを生産するために働きました。 ピーク時の生産は月に200万を超えました。

 GEは、第二次世界大戦中およびその後に、STELLITE® 21合金をインベストメント鋳造して、航空機の過給機用に何百万ものバケットを供給するよう当社に依頼してきました。 これは、高温超合金に対するこのプロセスの知られている最初の適用でした。

manufacturing 当社は、第二次世界大戦の戦闘機と爆撃機のエンジン過給機に使用されたすべてのタービンブレードの70%を供給しました。

第二次世界大戦と朝鮮戦争の間に、軍用機用に、合計で2500万以上のターボ過給機用ブレードを製造しました。

 第二次世界大戦では、STELLITE® 21合金のインベストメント鋳造製ターボ過給機ブレードが、B-29“大型戦略”爆撃機の成功を可能にしました。 Stellite Divisionは、B-29のライト(Wright) R-3350 18気筒ラジアルエンジンに使用されているGE B-11型ターボチャージャー用の鋳造ブレードのほとんどを供給していました。B-17 and B-29 altitude

 第二次世界大戦に勝利をもたらしたB-17およびB-29爆撃機は、スーパー・ターボチャージャー付エンジンがなければ敵地の上空高く飛行することはできませんでした。 スーパー・ターボチャージャーは、ヘインズ・ステライト・カンパニー(Haynes Stellite Company)が開発したインベストメント鋳造プロセスによって製造された“バケット”を採用していました。

 第二次世界大戦、朝鮮戦争、およびベトナム戦争で使用されたSTELLITE®合金製のマシンガンのバレルライナーは、Kokomoで精密インベスト鋳造されました。

WWI Scalpels 当社は、第一次世界大戦中に陸軍の野戦病院に4万以上のメスを供給しました。

 当社のコバルトおよびニッケル基合金は、直径36インチまでの海軍のサーチライトの反射板に使用されていました。

 当社の合金は、第二次世界大戦中にマンハッタン計画で広く使用されました。

Liberty Island

ご存知でしたか? ヘインズの製品が自由のシンボルを守るのに役立っていることを。
 1世紀も大気にさらされた後、自由の女神像は1986年に改装のためにとうとう閉鎖されました。腐食が打撃となりました。 有名な女性の構造健全性は完全に損なわれていました。

Liberty Statue バルトルディ(Bartholdi)が制作した像の外部の銅被覆を支えているギュースターヴ・エッフェル(Gustave Eiffel)のオリジナルの鉄筋内部構造は、危険なほどに蝕まれていました。 ヘインズ・インターナショナルは、修理のためにFERRALIUM®合金255スーパーステンレス鋼棒を国立公園局に寄贈しました。 当社は、また、自由の女神の王冠のスパイクを固定するために、HASTELLOY® C-22®合金のフラットバーを寄贈しました。

 Laneley Alloys、Ltd.のライセンスを得てヘインズが製造したFERRALIUM®合金255スーパーステンレス鋼棒は、1986年にリバティー島に到着しました。

 一連の、厚さ0.4 “、幅3″の12本のHASTELLOY® C-22®合金製ストラップが、自由の女神の王冠に7つのスパイクを固定しています。

centrifuges

ご存知でしたか? ヘインズの製品が現代医学の実践を可能にしていることを。
 医薬品は純度が重要であり、純度は装置に腐食しない材料を使用していることが問題になります。 何年もの間、インディアナ州インディアナポリスのEli Lillyは、当社に答えを求めてきました。HASTELLOY® B合金のバスケットとインナーライナーが、1950年代から遠心分離機で使用されてきました。pharma equipment

 医薬品は、多くの場合、非常に腐食性が高い化合物から製造されているにもかかわらず、何十億人もの人々に不可欠なセラピー効果および治療効果を提供します。 HASTELLOY® G-30®およびC-22®合金は、医薬品の製造において重要な用途が見出された当社の極めて耐食性が高い材料の2つです。

Xray (J)
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他のほとんどの材料よりも毒性が低い当社のコバルト基合金は、体内インプラント向けの利用に長い歴史を持っていますが、その歴史は人間で始まったものではありませんでした。1930年代には、人体と反応しない材料の探求が行われました。犬を使った研究では、コバルト基の低鉄、低ニッケル合金が、必要な強度、耐久性および低毒性を提供することが判明しました。その結果、当社の合金は80年以上にわたりこの用途の器具に使用されています。

 当社のコバルト基合金は、心臓弁、人工膝関節および股関節、歯科用器具および外科用ステープルに使用されてきました。

ご存知でしたか? ヘインズの製品が環境保護を可能にすることを。

flue gas desulphurization

 私たちは皆、きれいな空気を吸いたいと思っています。煙道ガス脱硫(FGD)は、空気を清浄に保つのに役立つプロセスです。当社のCファミリーの耐食合金は、長期間のトラブルのない使用、およびほとんどのFGDユニットの計画寿命に対して最も費用対効果の高い選択をする場合において、最も信頼できる材料です。

 当社のHASTELLOY® 合金は、世界中の明かりを維持しています。

wallpaper technique 当社のエンジニアは、HASTELLOY®合金の薄板製品でFGDダクトを内張する“wallpaper(壁紙)”技術の先鞭をつけました。彼らは、この技術を使用してFGDダクト重量の50〜70%を節減できることを発見しました。

incinerator入口/出口ダクト、ブリーチャー、アブソーバユニット、およびスタックにおける設置表面積は、世界中で今では100万平方フィート以上に達しています。

 地方自治体の埋立地は希少な資源となっています。一部の大都市圏では、都市ごみ焼却が代替手段に選択されています。 このような厳しい高温環境に当社の合金は耐え、ゴミが積もらないようにしています。HAYNES® 556®およびHR-160®合金は、ごみ焼却炉内の腐食環境および高温に耐えることができる数少ない材料です。

wastewater treatment HASTELLOY® C-22®合金は、産業廃棄物、医療および核廃棄物の処理に役立ちます。この合金は、ごみ焼却や排水処理など、さまざまな環境で様々な用途に使用できます。排水処理装置における応力腐食割れに対する耐性、あるいは核容器における高濃度の硝酸プルトニウムおよび酸性副産物に対する耐性は、自信をもってこの合金を廃棄物処理用途に選択することができます。

ご存知でしたか? ヘインズの製品が天然資源の開発を可能にしていることを。

 当社のSTELLITE®合金は、1920年代の油井掘削ブームで広く使用されました。

our wear-resistant alloys 母なる自然が彼女の宝物を地球深くに隠すことを選択したとき、石油・ガス業界は、宝物を見つけて地表に取り出すために当社の耐摩耗合金に頼りました。掘削に使用される回転するビットの歯は、当社の耐摩耗性タングステンカーバイドHAYSTELLITE合金ファミリーから作られました。 この“go to(頼りになる)”材料は、長寿命の経済的なドリルビット、ドリルヘッドアセンブリ、およびツールを作るために使用されました。 一部は、今日でもまだ使用されています。

corrosion-resistant pipe 天然ガスは、しばしば全く非天然になることがあります。エネルギー会社が硫化水素に汚染された“サワーガス”を発見すると、下げ坑井用に当社の耐食性パイプと継手に頼ります。厳しい汚染物質のため、HASTELLOY® C-276合金が直ちに選択肢の最初の材料になり、その後C-22®合金、次により安価なG-50®合金、そして今日ではC-22HS®合金が続きます。

 Caterpillar Tractor 社は、彼らの”big cats”が保守による採掘停止の原因ではないことを確かめるため、当社の耐摩耗性のHAYNES® 93合金製のライフタイム・ローラーシールを選択しました。このシンプルなシールは、ローラーアセンブリ全体の寿命を延ばすことができ、給脂を必要としませんでした。 文字通り、何百万ものコバルト – クロム – タングステン – 炭素の93合金鋳物が、この用途のために長年にわたって供給されました。

 自動車サイズのドラグ・ライン・バケットを使用してリン鉱石の露天掘りを行っているとき、W. R. Graceはバケットの歯の寿命がわずか1週間であることを発見しました。 HAYNES®耐摩耗合金によるハードフェーシングは、歯の寿命を3倍にしました。耐摩耗合金は、採掘、掘削、岩石または鉱石の切断のために鉱業で広く使用されてきました。 この用途では、今日でも同じ合金を採用し続けています。