HASTELLOY®およびHAYNES® 合金のホームページ

主な特徴

優れた高温強度、熱安定性、および耐環境性

HAYNES® 230® (UNS N06230)合金は、優れた高温強度、2100 ℉ (1149 ℃) 以下の高温に長期間曝さ
れる環境下での卓越した耐酸化性、窒化環境に対する最良の耐性、ならびに優れた長期間の熱安定
性を併せ持つニッケル-クロム-タングステン-モリブデン合金です。この合金は容易に加工および成形
することができ、鋳造することもできます。その他の注目すべき特徴としては、ほとんどの耐熱合金よりも低熱膨張特性で、高温に長時間曝された場合の結晶粒の粗大化に対して著しい耐性があることです。

容易な加工

HAYNES® 230®合金は、優れた成形性と溶接性を有しています。 部材全体が 2150 ℉ (1177 ℃) にな
るのに十分な時間、この温度を保持できるのであれば、鍛造あるいは熱間加工することができま
す。延性が良好であることから、230® 合金は冷間加工で容易に成形することもできます。熱間あるい
は冷間加工した部品は全て、特性の最適バランスを復活させるためにアニールし、急冷しなければな
りません。この合金は、ガスタングステンアーク溶接(GTAW)、ガスメタルアーク溶接(GMAW)、および抵抗溶接など、様々な方法で溶接することができます。

熱処理

230®鍛造合金は、特に指示がない限り、溶体化処理した状態で提供されます。この合金は、特性を
最適化するために 2150~2275 ℉ (1177~1246 ℃) の範囲で溶体化処理され、急冷あるいは水冷され
ます。

溶体化処理温度よりも低い温度でのアニールは230®合金に若干の炭化物を析出させ、合金の強度と
延性にわずかな影響を及ぼす可能性があります。

鋳造

HAYNES® 230®合金は、従来の大気溶解砂型鋳造法あるいは真空溶解インベストメント鋳造法により
鋳造することができます。湯流れを良くするために、シリコン含有量を規格範囲の最大値に設定するこ
とをお勧めします。鋳物は要求される特性によって、鋳放し、あるいは溶体化処理した状態で使用する
ことができます。

用途

HAYNES® 230®合金が併せ持つ特性は、この合金を、航空宇宙および発電産業における広く多
様な部品用途に適した理想的な合金にしています。この合金は、燃焼器内筒、尾筒、火炎保持
器、熱電対の被覆、および他の重要なガスタービン部品に使用されます。化学プロセス産業に
おいては、 230®合金はアンモニアバーナにおける格子状触媒支持具、高強度の熱電対保護管、
高温熱交換器、ダクト、高温用ベローズ、および様々な他の重要なプロセス内部部品に使用され
ます。

工業用加熱産業においては、230®合金は炉のレトルト、鎖および固定具、バーナー火炎のシュ
ラウド、再生器の内部部品、ダンパー、窒化炉の内部部品、熱処理用のカゴ、格子、トレー、ス
パージャー管、熱電対保護管、サイクロン内部部品、およびその他多くの部品に使用されます。

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