HASTELLOY®およびHAYNES® 合金のホームページ

主な特徴

1500℉ (816℃)以下の温度での優れた強度、良好な耐酸化性、ならびに良好な耐水溶液
腐食性

HAYNES® 625 合金(UNS N06625) は、室温から約1500℉(816℃)までの温度で良好な強度を有
するニッケル-クロム-モリブデン合金です。より高温においては、強度は通常、固溶強化型合金
よりも低くなります。625 合金は、1800℉ (982℃) 以下の温度で良好な耐酸化性があり、良好な
耐水溶液腐食性を提供しますが、一般的には、最新の HASTELLOY® 耐食合金ほど有効では
ありません。

容易な加工

HAYNES® 625 合金は、優れた成形および溶接特性を有しています。約1800 ~ 2150℉ (982 ~
1177℃)の温度範囲に維持できるのであれば、鍛造、あるいは熱間加工することができます。理
想的には、結晶粒度を制御するために最終の熱間加工は温度範囲の下限で行わなければなり
ません。延性が良好であることから、625 合金は、また、冷間加工で容易に成形することができ
ます。しかしながら、この合金は急速に加工硬化するため、複雑な部品の成形作業には中間ア
ニーリング処理が必要になるかも知れません。

特性の最適バランスを回復させるためには、熱間あるいは冷間加工した全ての部品は、アニー
ルして急冷しなければなりません。

この合金は、ガスタングステンアーク溶接(GTAW)、ガスメタルアーク溶接(GMAW)、電子ビーム
溶接、および抵抗溶接などの手動および自動の両方の溶接方法で溶接することができます。こ
の合金は、良好な拘束溶接特性を示します。

熱処理

指定されない限り、 HAYNES® 625 鍛造合金は、通常、ミルアニール状態で供給されます。 この
合金は、通常、特性を最適化するために、1925℉±25℉(1052℃±14℃)で断面の厚さに見合っ
た時間保持し、急冷あるいは水冷するという条件でミルアニールされます。625 合金は、また、
お客様のご要求によって 2000℉(1093℃)、 またはそれ以上の温度で溶体化処理、あるいは
1925℉(1052℃)以下の温度でミルアニールして供給することもできます。より低い温度でのミル
アニール処理は、625 合金中に、合金特性に影響を及ぼす第二相を析出させる可能性がありま
す。

用途

HAYNES® 625 合金は、航空宇宙、化学プロセス産業、および電力産業の様々な高温用途に広
く使用されています。この合金は、約1500℉(816℃)以下の温度での短期間の用途で良好な性
能を発揮します; しかしながら、高温で長期間にわたって使用するためには、625 合金の使用
は最高1100℉(593℃)に制限するのが最良です。1100℉(593℃)を超える温度で 625 合金を長
期間熱曝露すると、著しく脆化します。これらの温度での使用に対しては、 HAYNES® 230® 合
金のようなもっと新しい材料を推奨します。

低温耐食合金として、625 合金は、化学プロセス産業、海水、および発電プラントのスクラバー
などの用途に広く使用されてきました。しかしながら、より過酷な環境における新たな用途に対し
ては、C-22® および G-35® 合金のような、より有能な HASTELLOY® 合金が適しています。

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