HASTELLOY®およびHAYNES® 合金のホームページ

主な特徴

頑強で耐酸化性

HASTELLOY® X 合金 (UNS N06002 (W86002) は、耐酸化性、加工性および高温強度の類を見ない組み合わせを有するニッケル - クロム - モリブデン合金です。この合金は、また、石油化学用途における応力腐食割れに対して並外れた耐性があることが判明しています。X 合金は、 1200、1400、1600℉(649、760、871℃)の温度に16,000時間の長時間曝した後でも良好な延性を示します。

容易な加工

HASTELLOY® X 合金は優れた成形および溶接特性を備えています。この合金は、部材全体が2150℉(1177℃)に達するのに十分な時間この温度で保持するのであれば、鍛造または熱間加工することができます。延性が良好であることから、HASTELLOY® X 合金は冷間加工でも容易に成形できます。最良の特性バランスを回復させるためには、熱間または冷間加工したすべての部品はアニールし、急冷する必要があります。

この合金は、ガスタングステンアーク溶接(GTAW)、ガスメタルアーク溶接(GMAW)、シールドメタルアーク溶接(SMAW)、および抵抗溶接などの様々な技法で溶接することができます。

加工に関する追加の情報は、”溶接および加工”のパンフレットに記載されています。

熱処理

鍛造形態のHASTELLOY® X 合金は、特に指定がなければ、 溶体化処理した状態で提供されます。X 合金は、典型的には 2150℉ (1177℃) で溶体化処理されて急冷されます。ブライトアニール製品は水素で冷却されます。溶体化処理温度よりも低い温度でのアニーリングは、合金の強度と延性に悪影響するかもしれない第二相を析出する可能性があります。

航空機、炉および化学プロセス部品に有用

X 合金は、アフターバーナ、テールパイプ、キャビンヒータに使用されるだけでなく、ガスタービンエンジンにおいて、尾筒、燃焼器内筒、スプレーバー、フレームホルダーなどの燃焼ゾーン部品に幅広く使用されています。この合金は、酸化、還元および中性雰囲気に対して並外れた耐性を有しているため、工業炉用途に使用することが推奨されます。この合金製の炉ロールは、2150℉(1177℃)で8,700時間運転した後でも良好な状態でした。HASTELLOY® X 合金は、化学プロセス産業において、レトルト、マッフル、触媒支持格子、炉のバッフル、熱分解作業のための配管、およびフラッシュドライヤ部品にも使用されています。

適合規格

HASTELLOY® X は ASME Section VIII, Division 1で網羅されています。厚板(プレート)、薄板(シート)、帯板、棒(バー)、鍛造材、チューブ、パイプおよび継手類は、ASME 規格の SB 366、SB 435、SB 572、SB 619、SB 622、および SB 626 並びに ASTM 規格の B 366、B 435、B 572、B 619、B 622、および B626 で網羅されています。この合金の UNS番号は、N06002 です。DINの呼称は No. 2.4665 および NiCr22Fe18Mo です。薄板、帯板、および厚板は、AMS 5536 で網羅されており、ビレットおよび棒は AMS 5754 で網羅されています。

 
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