HASTELLOY®およびHAYNES® 合金のホームページ

脱スケールおよび酸洗い

下記の合金に適用できます:
耐食合金
耐熱合金
耐摩耗・耐食合金

HAYNES® および HASTELLOY® 合金は、本質的に耐食性を有しているため、一般に、冷たい酸性の酸洗い溶液に対しては不活性です。 また、熱処理中にこれらの合金上に形成される酸化膜は、ステンレス鋼上に形成される酸化膜よりも高い粘着性があります。

HAYNES® および HASTELLOY® 合金に対する最も効果的な脱スケールの方法は、合金は溶融した苛性浴に浸たし、その後高温で酸洗いすることです。

HAYNES® および HASTELLOY® 合金に対しては、以下の3つの脱スケール方法が成功裏に使われてきました。すなわち:

  1. VIRGO 脱スケール塩浴プロセス
  2. 水酸化ナトリウム還元塩浴プロセス
  3. DGS 酸化塩浴プロセス

これらの方法に関連する手順を、下記の表に示します。

脱スケールおよび酸洗いの手順


VIRGO 脱スケール塩浴

水酸化ナトリウム還元塩浴

DGS 酸化塩浴

脱スケール剤

VIRGO 塩浴剤

水酸化ナトリウ

DGS 塩浴剤

浴温

970°F (521°C)

750°F-800°F ム(399°C-427°C)

850°F-950°F (454°C-510°C)

脱スケール時間

1 ~ 3 分

15 分

2 ~ 10 分

水洗浄時間

1 ~ 2 分

1 ~ 2 分

1 ~ 5 分



酸洗い ステップ 1


15-17% 硫酸 + 0.5-1% 塩酸


165°F (74°C) で3分*

4-6% 過マンガン酸カリウム

+ 1-2% 水酸化ナトリウム

135°F-155°F (57°C-68°C)

で15 分*

15-25% 硝酸 +

3-5% フッ化水素酸

130°F-150°F (54°C-66°C)

で 10 ~ 20 分


酸洗いステップ 2

7-8%硝酸

+3-4% フッ化水素酸

125°F-160°F (52°C-71°C)

で 25 分

8-12% 硝酸

+ 2-3% フッ化水素酸

125°F-160°F (52°C-71°C)

で 15 分


第2ステップなし

仕上げ水洗浄

3 分又は蒸気噴霧

浸漬

浸漬および蒸気噴霧

*その後に水洗浄

特定の条件下では、砂、ショット、または蒸気ブラストをスケール除去に使用できます。ブラスト材料は、表面をかじるのではなく、迅速な切削作用を提供するようなものでなければなりません。また、特に鉄で汚染されている場合は、砂を再使用しないでください。ブラスト処理後、酸で加工物を酸洗いして、埋め込まれた鉄または他の不純物を除去することが望ましいです。

歪みの危険性および/または砂やスケールを金属表面に埋め込む危険性があるため、断面が薄い部品をブラストするときは細心の注意が必要です。サンドブラストはまた、表面を硬化させる傾向があり、ある種の合金ではその後の成形上の問題を引き起こす可能性があります。

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